スプリングS2016~ ロードクエスト『結果を出している人に近づけば、自分も結果が出る』


◆スプリングステークス2016


【ロードクエスト】

○Lord Quest
○牡3
○父マツリダゴッホ
○馬名の由来⇒ 冠名+探求

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◆結果を出している人に近づけば、自分も結果が出る



≪焼き鳥シゲにて≫



オウケンブルースリ
「いやー最近の競馬ニュースは、どこを見ても、女性新人ジョッキー、藤田菜七子ちゃんのネタばっかりだね。シゲさん」


焼き鳥屋 店主シゲ
「そうですねえ。酢豚おまち」



オウケンブルースリ
「・・18歳。157センチ。46キロ。A型か。ふむ。つーかなんでスリーサイズが書いてないんだ! 怒」


焼き鳥屋 店主シゲ
「書くわけねえぜ 汗」



オウケンブルースリ
「あーあ。菜七子ちゃんのデビューがもうちょっと早ければ、オレの鞍上に菜七子ちゃんがいたかもしれないなー」


焼き鳥屋 店主シゲ
「そうだったかもしれませんねえ」



オウケンブルースリ
「でも、地方競馬も含めて、競馬がこんなに盛り上がるのも久しぶりだから、いいことだよね」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・まあ、あまり瞬間的に盛り上がっちまうと、みんな急に飽きることもあるからな」


オウケンブルースリ
「なるほど」



焼き鳥屋 店主シゲ
「ファンもメディアも、長期的な競馬人気を考えながら、長く愛される騎手にしていく工夫が大切かもしれねえな」


オウケンブルースリ
「ふむ。そして騎手は場数が命だから、なるべくたくさんのレースに騎乗しないとね」


焼き鳥屋 店主シゲ
「そうですねえ」



オウケンブルースリ
「もし抽選が通れば、月曜日のフラワーカップで重賞レース初騎乗か。JRA枠を使って、抽選を突破させるハズ!」


焼き鳥屋 店主シゲ
「そんな枠ねえぜ 汗」



オウケンブルースリ
「それ以外にも、今週の3日開催は、ビッグレースがあるな。えーと、阪神大賞典に、スプリング・・」



  ガラガラッ



マツリダゴッホ
「・・スプリングステークスは、マツリダ祭りだマツリダ」


オウケンブルースリ
「は?」


焼き鳥屋 店主シゲ
「おう。ゴッホさん。いらっしゃい」



マツリダゴッホ
「うむ。シゲ氏。ご無沙汰ですマツリダ」


オウケンブルースリ
「ゴッホさん。スプリングステークスが何だって?」



マツリダゴッホ
「・・スプリングステークスは、マツリダ祭りだマツリダ」


オウケンブルースリ
「な、なんて言ってんのよ? 汗」



マツリダゴッホ
「・・だから、スプリングステークスは、マツリダゴッホ産駒祭りだ、・・で、最後のは語尾のマツリダだマツリダ」


オウケンブルースリ
「い、いちいち語尾のマツリダが増えるから、ややこしいわっ 汗」



マツリダゴッホ
「・・最後のは語尾のマツリダだマツリダ、っていう追加のマツリダがややこしいってことかマツリダ?」


オウケンブルースリ
「あ、シゲさん。きんぴらごぼうを」


焼き鳥屋 店主シゲ
「あいよ」


マツリダゴッホ
「む、無視っ 汗」



オウケンブルースリ
「つーか、マツリダゴッホ産駒祭りって?」


マツリダゴッホ
「うむ。日曜日のスプリングステークス。マツリダゴッホ産駒のワンツーとなるだろうマツリダ」



オウケンブルースリ
「ほう。マツリダゴッホ産駒か。・・・ロードクエストとマイネルハニー。なるほどな」


マツリダゴッホ
「今日は、連れてきマツリダ」


オウケンブルースリ
「え」



マツリダゴッホ
「さあ!入れ!カマイタチ!・・・いや、オマエタチ!」


オウケンブルースリ
「・・・・汗」



  ガラガラッ



ロードクエスト
「どーも」


マイネルハニー
「こ、こんにちハニー 照」



マツリダゴッホ
「うむ。スプリングステークスは、こいつらが、1着2着でゴール板を駆け抜けるだろうマツリダ」


オウケンブルースリ
「ふーん」



マツリダゴッホ
「よし。カマイタチ。いや、オマエタチ。何か飲むかマツリダ?」


ロードクエスト
「・・レース前だから、ポカリで」


マツリダゴッホ
「うむ。ハニーは?」



マイネルハニー
「・・え、えーっとぉー。・・ハチミツをくだハニー・・ 照」


マツリダゴッホ
「うむ。ハニーは、ハチミツが大好きだからなマツリダ」


オウケンブルースリ
「・・・・汗」



マツリダゴッホ
「どうだ、カマイタチ。スプリングステークスの自信は?」


オウケンブルースリ
「『いや、オマエタチ』って、言い直せや 汗 投げっぱなしカマイタチじゃねえか 汗」



ロードクエスト
「・・客観的に見て、今回のメンバーでは能力上位だと思うけど、俺ら、中山コースは、どうなんだろう…」


マツリダゴッホ
「カマイタチは、中山マイスターと呼ばれた、このワシ、マツリダゴッホの子供なのだ。中山は鬼だろうマツリダ」


オウケンブルースリ
「オマエタチな 汗」



ロードクエスト
「でもさ、父さん。マツリダゴッホ産駒のデータは・・」



◆マツリダゴッホ産駒 単勝回収率
(2013.6~)


東京 138%

中山 14%



ロードクエスト
「・・こんなデータが」


マツリダゴッホ
「むむ 汗」


オウケンブルースリ
「プッw 14%てww」



ロードクエスト
「マツリダゴッホ産駒は今のところは、なぜか圧倒的に、左回りの回収率が高い。右回りはイマイチ。このデータは不安だよ、父さん」


マツリダゴッホ
「う、うむ。データなんざ関係ねえマツリダ 汗」


オウケンブルースリ
「マツリダ予想は、データ予想だろ 汗」



ロードクエスト
「俺が圧勝した、新潟2歳ステークスも、新潟だからもちろん左回り。で、今回のスプリングステークスは右回り。これはどうなのかなって」


マツリダゴッホ
「むむ 汗」



オウケンブルースリ
「ぎゃーっははは!笑 そんなマツリダゴッホ産駒に、オレが称号を授けよう! 笑」


マツリダゴッホ
「うむ。どんな称号だマツリダ?」


オウケンブルースリ
「それは・・」



■⇒『逆 中山マイスター』



オウケンブルースリ
「ぎゃーっはははー!!笑 ハライテー! 笑」


マツリダゴッホ
「くっ・・。まだだ。ハニー君が残っているマツリダ 汗」



オウケンブルースリ
「お。どうよハニー。お前の戦績は?」


マイネルハニー
「・・は、はあ 汗」


オウケンブルースリ
「お前、2勝してるな。どこのコースよ?」



マイネルハニー
「・・と、東京で2勝・・。中山は惨敗ハニー・・ 汗」


オウケンブルースリ
「ぎゃーっはははー!!笑 『逆 中山マイスター』発動!!ハライテー! 笑」


マツリダゴッホ
「ぬう 汗」



オウケンブルースリ
「いやー笑ったわ。チームマツリダは、キャラが濃くていいよ 笑」


マツリダゴッホ
「うぬぬ 汗」



オウケンブルースリ
「まあよ。キミタチ。父ちゃんは中山マイスターと呼ばれ、中山コースでは鬼神の強さだったが、キミタチには関係ない話だな。プッw」


ロードクエスト
「・・・・汗」


マイネルハニー
「・・ボクも、中山マイスターがいいハニー・・ 落」


マツリダゴッホ
「・・・・ 落」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・いいお手本だと思うぜ」


ロードクエスト
「え?」


マツリダゴッホ
「シゲ氏」



焼き鳥屋 店主シゲ
「得意なコースは違えど、一流の競走馬を間近に見て、毎日を過ごせるあんたらは、最高の環境と言えるぜ」


ロードクエスト
「え・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「・・例えば、『自分はこうなりたい』と思う目標があるとする」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「その時に、『身近に、その道の達人がいる環境』と『なんとなく一人で憧れているだけの環境』・・・この二者。目標達成の可能性は、天と地ほど違う」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「なんとなくお金持ちになりたいとか、なんとなくプロスポーツ選手になりたいとか、漠然と憧れを抱いても、まず達成することはできねえ」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「だが、『実際にその道を行く人』と接することができれば、夢は一気に現実味を帯びる」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「目標を達成するためには、この『現実感』が重要だ。憧れを現実感へと変えなければ、目標達成は近づいてこねえ」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「『本当にこんな人がいるんだ』とか『こうすればいいのか』という、リアルな実感があるか無いか。そこが分かれ道だ」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「そういう意味で、あんたたち2人は、競走馬として成功した父を間近に見ている。会話できている。憧れではなく、現実として捉えることができている」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「それは本当に恵まれた環境なんだぜ」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「仕事でも、趣味でも、『その道で、すでに先を行く人』に近づく事は、目標達成までの速度を、何十倍にも早めてくれるだろうぜ」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「結果を出している人に近づけば、自分も結果が出る」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「よく覚えておきなせえ」


ロードクエスト
「・・・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「な。」


ロードクエスト
「・・はい・・」



焼き鳥屋 店主シゲ
「フッ。すまねえ。偉そうに言っちまって」


ロードクエスト
「・・いえ・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」



ロードクエスト
「・・心に響きました・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「そうかい」



ロードクエスト
「・・俺は、生まれてずっとこの環境だったから分からなかったけど、父さんのおかげで、競走馬としてのベースを作ることができていたんだと思います。だから重賞も勝てた」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・」


マツリダゴッホ
「クエストくん・・・ 泣」



ロードクエスト
「・・ありがとうございます、シゲさん。心が軽くなりました。スプリングステークス、全力で頑張ってきます!」


焼き鳥屋 店主シゲ
「おう。応援馬券、買っとくぜ」


ロードクエスト
「はい!」



マイネルハニー
「ボクもがんばるハニー 照」


オウケンブルースリ
「お、おまえはなんか、切ないキャラだな 汗 語尾だけは遺伝してるな 汗」



マツリダゴッホ
「ハニー。ワシが見ててやるからなマツリダ」


マイネルハニー
「うんっ。見ててハニー」



オウケンブルースリ
「はっはっは。一件落着だな。まあよ、中山は微妙かもしれないが、兄弟2人で力を合わせて、良い結果が出るように頑張って来いよ。2人で攻めてこい」


ロードクエスト
「はい!」


マイネルハニー
「ハニー!」


オウケンブルースリ
「じゃあ俺は帰るぜ。レース頑張れよ」



   カタン



ロードクエスト
「ん?何か落としましたよ、オウケンさん。・・DVD?」


オウケンブルースリ
「ああ。拾ってもらっちゃってスマンな。・・はうっ!!汗汗」



 ⇒『【大人のDVD】ダブル女王様シリーズ~ 2人がかりで攻められて感じてるの?ねえ?このブタ野郎っ!!』



ロードクエスト
「・・・・」


マイネルハニー
「・・・・」


焼き鳥屋 店主シゲ
「・・・・汗」



オウケンブルースリ
「ち、違うんだ!汗 こ、これには深いワケがっ! 汗汗」


ロードクエスト
「・・・シゲさん。スプリングステークスがんばってきます。応援しててくださいね。シゲさん『だけが』応援しててくださいね。じゃ。さいなら」


マイネルハニー
「シゲさん、ばいばいハニー」


焼き鳥屋 店主シゲ
「お、おう 汗」



マツリダゴッホ
「・・おいカマイタチ、いや、オマエタチ。ああいう大人にだけはなるなよマツリダ」


ロードクエスト
「はい」


マイネルハニー
「ハニー」



オウケンブルースリ
「ち、違うんだぁぁーー!!汗汗」



  - つづく –

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